阪神 新ストッパー候補のカイル・ケラーと契約合意 球威抜群の直球と落差大きいカーブが持ち味の右腕

[ 2021年12月11日 05:30 ]

スアレスの後釜として期待がかかるカイル・ケラー
Photo By ゲッティ=共同

 阪神は10日、新守護神候補として調査していたカイル・ケラー投手(28=パイレーツ)との契約が合意に達したことを発表した。嶌村聡球団本部長(54)が「契約合意しました。スアレスの代替で。そういう(守護神として)位置づけで獲っております。期待感を持って獲得させていただいて、来てもらう形になった」と明かした。

 V奪回を目指す矢野阪神に、そのキーマンとなる新守護神候補が加入する。今季限りで退団したスアレスの後釜として熱視線を送っていたケラーだ。直球の最速は約157キロ。1メートル93の長身から投げ下ろす本格派右腕には国内の複数球団が水面下で調査をしていたが、その情勢の中、獲得に成功したのは猛虎だった。同本部長は、抑えとしての能力の高さに期待を寄せた。

 「真っすぐの勢いがある。今年メジャーで32試合に登板しているんですが、やはり真っすぐで差し込んでいるところがある。リリーフとして適性ありということ。カーブボールでも空振りも取れる」

 基本的には球威抜群の直球と落差のあるカーブで三振を量産する投球スタイル。今後のチーム編成や状態次第では岩崎が新守護神となる可能性もあるが、現段階の構想ではケラーが新ストッパー最有力候補。勝負の4年目を迎える矢野阪神に、頼もしき右腕が加わる。(山本 浩之)

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2021年12月11日のニュース