広島ドラ2森 1年目から2桁星だ 共通点の多い阪神・伊藤将を手本に「左打者の内角に投げる」

[ 2021年12月11日 05:30 ]

<広島>ボールを手に笑顔のドラフト2位の森 (撮影・奥 調)
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 広島ドラフト2位の森翔平投手(23=三菱重工West)は背番号16に決まり、「16番と言えば、森と言ってもらえるような投手になりたい」と新入団発表の席で決意表明。自身と共通点が多い虎戦士を手本に、1年目から2桁勝利を目指す意気込みを示した。

 「左打者の内角に投げないと、上ではしんどい。阪神の伊藤将投手が左の内にツーシームとか投げているのを見て、覚えないとやっていけないかな…と」

 森と同様に、社会人からドラフト2位で阪神入りした左腕。右打者はもちろん、左にも制球良く内懐を突き、1年目の今季10勝(7敗)を挙げた。森は、その映像や記事で内角攻めの必要性を認識。習得に励んだのが、直球と「同じ軌道」のチェンジアップだ。

 「真っすぐだけでは左の内角に投げても打たれる。チェンジアップを多めに投げるようになって、感覚をつかめた感じです」

 左打者の内角に投げ切れるか否かは、勝てる投手を目指す左腕にとっての生命線。高い意識を持つ即戦力投手の活躍が楽しみだ。(江尾 卓也)

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2021年12月11日のニュース