ヤクルトドラ3柴田 夢は“球児ばり剛腕”で「のちのちはセーブ王に」

[ 2021年12月11日 05:30 ]

意気込みを語る柴田
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 ヤクルト、ロッテ、西武、広島の4球団が新入団発表を行った。今季日本一に輝いたヤクルトのドラフト3位・柴田大地投手(24=日本通運)は、近い将来のセーブ王獲得を目標に、チームに貢献することを誓った。

 目指すは、高津監督から「絶対大丈夫」と9回を任せてもらえるヤクルトの守護神。柴田は力強く語った。

 「来年から戦力として勝利に貢献できるように、のちのちセーブ王になれるようにやっていきたい」

 背番41のユニホームに袖を通した即戦力右腕。最速156キロの直球と140キロ超のスプリットが武器だ。日体大時代は3年の3月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、公式戦登板なし。陸上など他競技のトレーニングも参考に土台づくりに時間を割いたことが、飛躍につながった。

 社会人2年目の今年に公式戦デビューして150キロ台を連発し、評価が急上昇。今ドラフトでは左腕が補強ポイントだったが、橿渕聡スカウトグループデスクが「それを崩してでも、と思ったピッチャー」と獲得した。

 柴田は「真っすぐでどんどん押すのが理想」と藤川球児(元阪神)や沢村拓一(レッドソックス)らの剛腕を目標に掲げる。現役時代に抑えとして4度のセーブ王に輝いた高津監督も「球が強い。リリーフの条件としていくつかのものはクリアしている」と太鼓判。24歳は「打者の見方や投球術などを教えていただきたい」と目を輝かせた。(青森 正宣)

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