阪神・原口、がん啓発イベントに参加「病気をして30歳になってまた新しい挑戦を始めます」

[ 2021年12月11日 16:31 ]

MBS主催の「ちゃやまちキャンサーフォーラムオンライン 2021」に特別ゲストとして登壇した阪神・原口文仁と元SKE48でタレント・声優の矢方美紀(提供写真)
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 阪神・原口文仁捕手(29)が11日、MBS主催のがん啓発イベント「ちゃやまちキャンサーフォーラム オンライン2021」に特別ゲストとして登壇した。

 原口は元SKE48のタレント・声優で、乳がんサバイバーの矢方美紀(29)とともに、「AYA世代」と呼ばれる15歳~39歳の若い年齢でがんに罹患した患者ならではの治療や悩みについて語った。18年オフに人間ドックで大腸がんが発覚した時を振り返り、「まさか自分が…という思いがあった。一番は家族のことが心配で、子どもの成長、妻がおばあちゃんになっていく姿が見られないんじゃないかって。(発覚後)妻は覚悟を持っていつもと変わらずに接してくれて、それが支えになった」。1軍復帰までの道のりや心境、抗がん剤治療に関する思い、発覚から3年経っての現状などについても壇上で語った。

 「来年30歳の歳なんですけど、病気をして30歳になってまた新しい挑戦(野手転向)を始めますので。グラウンドで大活躍をして、その姿勢をたくさんの人に見ていただいて何かを感じてもらえれば幸せですので。そういった姿をたくさん見せられるように頑張ります」と原口。希望や夢を与えるプロ野球選手としての使命を抱きながら、来季以降に向けての挑戦を続けていく。

 当イベントの模様は、MBSの公式YouTubeチャンネルでアーカイブ配信される。

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2021年12月11日のニュース