巨人・菅野 五輪いける!!1カ月ぶり登板で3敗目も見せた本来の姿

[ 2021年6月7日 05:30 ]

交流戦   巨人2―4日本ハム ( 2021年6月6日    東京D )

<巨・日>力投する菅野(撮影・森沢裕)
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 右肘違和感で戦列を離れていた巨人の菅野智之投手(31)が6日、日本ハム戦に先発し、5回を3安打2失点に抑えた。5月7日以来約1カ月ぶりの登板で3敗目を喫したものの、尻上がりに調子を上げた。東京五輪に出場する侍ジャパンのエース格として期待されており、不安を払しょく。五輪本番(7月28日開幕)までに完璧に仕上げていく。

 エースが約1カ月ぶりに東京ドームに帰ってきた。敗れはしたが、最後の5回は圧巻の3者連続三振。100球以内の制限がある中、90球で降板した菅野は「初回、不安が少しある中で失点しましたが、修正しながらのピッチングはできた」と手応えを口にした。

 プレートの位置に変化があった。今季から一塁側に変えたが、右肘違和感を発症した5月7日のヤクルト戦では真ん中。この日はさらに半足分、三塁側を踏んでいた。宮本投手チーフコーチは「(一塁側は)スライダー、カット(ボール)、カーブを投じると(肘に)負担がかかる。(三塁側は)負担の軽減されるプレートの位置だと思う」と説明した。

 菅野は右投げ。一塁側のプレートから右打者の内角に投げる場合、斜め方向に向かって腕を振る。スライダーやカーブなど横変化の球種は打者に向かってきてから、曲がるため絶大な効果を発揮する。ただし、右肘への負担が大きくなる。正対する三塁側からなら、その負担は少ない。

 2軍戦で2試合の調整登板予定を変更して、ぶっつけ本番で最速151キロを計測。今季初先発マスクの小林と組んで5回2失点と試合はつくった。「次は球数が増えてくると思うので、自分の仕事がしっかりとできれば」と中6日となる次回13日のロッテ戦を見据えた。

 17年のWBC準決勝で敗退した翌日。「一段階も二段階もパワーアップして東京五輪を迎えたい」と誓った。楽天・田中らと侍ジャパンの先発の柱となる巨人のエース。プレートの「立ち位置」が、日本球界を明るく照らした。(神田 佑)

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