日本ハム・中田 36日ぶり打点で大海救った!1軍復帰後3戦目ついに

[ 2021年6月7日 05:30 ]

交流戦   日本ハム4―2巨人 ( 2021年6月6日    東京D )

<巨・日>8回2死三塁、適時打を放つ中田(撮影・木村 揚輔)
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 日本ハム・中田が5月1日の西武戦以来36日ぶりの打点を挙げ、チームとドラフト1位・伊藤を勝たせた。

 「本当に良かった。ファンの皆さんの応援があったからこそのヒット、追加点だったと思う。本当に感謝したい」

 2―1で迎えた8回だった。敵失で1点を追加した後の2死三塁から左前適時打。1死三塁で見逃し三振した近藤を、4番打者がしっかりバックアップした。チームは「魔の8回」など終盤に失点を重ねてリーグ最下位にいるだけに、3点差に広げた1点は効果大。再調整から1軍復帰後3試合目での初打点に、栗山監督は「ベンチがみんな喜んでいた。本当に大きいヒットだったね」と話した。

 巨人が救援エースの中川をマウンドに上げた回。3球のファウルでタイミングを計り、フルカウントからの8球目、148キロ速球を捉えた。「思った以上に素晴らしい投手。真っすぐが強く、スライダーは大きな曲がりで、コントロールもいい。打席の中で気持ち的に差し込まれる場面もあったけど、何とかいい所に落ちてくれた」。頼みの左腕で追加点を防ぎにきた巨人・原監督の狙いごと打ち砕く、まさに4番打者の仕事だった。

 伊藤の登板日の打点は初めてだった。「ルーキーとは思えない堂々とした投球で、ずっと試合を一生懸命つくってくれている。援護できていないからあまり勝ち星がついていない。これからもっと勝たせてあげられるようにやっていかないといけない」。今季12打点は昨季3度目の打点王に輝いた男としてはあまりにも少ないが、この1点がきっと量産の契機になる。

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2021年6月7日のニュース