ソフトバンク・和田が7回零封で交流戦歴代1位26勝目 佐藤輝を貫禄3K斬り

[ 2021年6月7日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク8―3阪神 ( 2021年6月6日    甲子園 )

<神・ソ>今季4勝目を挙げた和田のピッチング(撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクの和田毅投手(40)が阪神戦に先発し、7回4安打無失点の好投で今季4勝目を挙げた。交流戦通算26勝は元同僚の杉内俊哉(現巨人投手コーチ)に並ぶ歴代1位となった。

 14年ぶりに上がった甲子園のマウンド。不惑の和田が22歳の佐藤輝に威厳を見せつけた。4点リードの4回1死一、二塁。阪神ファンの大きな拍手を受け、怪物新人が打席に入った。4球で追い込み、最後はチェンジアップで空振り三振。続く梅野も三振に斬り、涼しい顔でピンチを脱した。

 「初回の3点に勇気をもらった。5回まで全力で、という気持ちで投げました」

 対戦前は「凄いバッター」と警戒していた佐藤輝を2回、7回にも空振り三振。怪物新人との18歳差対決で3打席連続三振にねじ伏せる圧巻の投球だった。「拓也のリードのおかげ」と全て変化球で仕留めた。

 「野球選手にとってあこがれの場所で投げれるのはいいもの」。島根・浜田高時代に夏の甲子園に2度出場。プロの公式戦では03年日本シリーズ、07年交流戦の阪神戦以来、3度目の“聖地”だ。今季自己最長の7回を投げ、4安打無失点。3塁を踏ませない投球の裏には熟練の術があった。

 今季から力を入れて練習してきた110キロ台のカーブを多投。109球中、今季最多の19球を投じ「カーブのコントロールが良かった。全てがうまくハマった感じ」と1安打もされなかった。直球との間に生まれた約30キロの球速差が打者のタイミングをに外し続けた。

 今季4勝目は交流戦歴代最多タイ26勝。日本通算142勝目とともに、元同僚左腕の杉内に並ぶ記録に「一つの節目として良かった。来週チャンスがあるのでチャレンジしていきたい」と、次回登板での更新に目を向けた。

 カード勝ち越しを決めた工藤監督は「投げる時のバランスも踏み込む脚の強さも良かった。前半に結構カーブを使って本人もこんな感じというのがあると思う。すごく良さそうな顔してました」と手放しで称えた。

 進化が止まらないベテラン左腕は「昔だったら完封を狙えるペースだった」と笑顔。その表情は高校球児のように爽やかだった。

 チームは2連勝。上げ潮で8日からの広島戦に臨める。

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