DeNA主戦級、平良が右肘手術で今季絶望的 巻き返し狙うチームに痛手

[ 2021年6月7日 03:00 ]

近日中に右肘手術することが分かったDeNA・平良
Photo By スポニチ

 DeNAの平良拳太郎投手(25)が近日中に右肘を手術することが6日、分かった。全治は未定で今季中の復帰は絶望的と見られる。

 17年に巨人にFA移籍した山口俊投手の人的補償で入団した8年目右腕は、昨季に続き今季も開幕ローテーション入り。2月の沖縄・宜野湾キャンプから順調に進んでいたとあり、侍ジャパンの稲葉篤紀監督も熱視線を送り三浦大輔監督も先発陣の柱として期待を寄せていた。

 だが初先発の3月28日の巨人戦で5回まで無安打投球も、6回先頭の大城に左中間二塁打を浴びたところで右肘違和感を発症し緊急降板。

 出場選手登録を抹消され、直後に川村投手コーチは「平良は自身にとっての開幕戦登板の緊張で、右肘に張りが生じた」と説明していた。その後1、2軍の行き来を繰り返した。

 ここまで2試合10回6安打1失点、防御率0・90も、最後の実戦登板となった5月23日のイースタン・リーグ西武戦で4回3失点。登板後に患部が良化せず、手術に踏み切ったようだ。

 交流戦はこの日、ロッテ相手にサヨナラ勝ちし、7勝3敗2分けで首位タイに浮上。チームに勢いが出てきている。だが一方で、今季防御率4・74は12球団ワースト。今後の巻き返しを狙う指揮官にとっても、主戦級の離脱は大きな痛手となる。

続きを表示

2021年6月7日のニュース