悪夢の夏を乗り越えた名城大・松本が大会完封一番乗り 全日本大学野球選手権

[ 2021年6月7日 12:20 ]

第70回全日本大学野球選手権 1回戦   名城大1―0沖縄大 ( 2021年6月7日    東京D )

<全日本大学野球選手権 沖縄大・名城大>完封勝利をおさめた名城大・松本(撮影・郡司 修)
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 名城大の右腕・松本凌人(2年=神戸国際大付)が大会完封一番乗りを果たした。

 初回、先頭にいきなり三塁打を浴びたが「絶対に点を取らせない気持ちで投げた」と早くもギア全開。自己最速に並ぶ150キロを連発して後続を抑え、得点を許さず。その後は三塁を踏ませぬ圧倒的な投球を見せ3安打1四球で完封した。

 高校3年時の19年夏、水上桂(現楽天)、中森俊介(現ロッテ)、来田涼斗(現オリックス)らを擁した明石商との兵庫大会決勝では1―0の9回無死から死球を与え、後続の犠打処理もミス。無念の降板でチームも1―4で逆転負けを喫し、完封と全国への切符が手からこぼれ落ちた。この日も9回1死から四球を与えたが、後続を併殺打に仕留めゲームセット。スミ1完封で開幕戦を飾り「リーグ戦のときから自信あった真っすぐが通用するかなと思っていたので、真っすぐで勝負しました。試合前まで緊張はあったんですが、マウンドに立つとなくなっていた」と胸を張った。

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2021年6月7日のニュース