阪神・青柳 また“雨柳さん”発揮 球団最多タイ11度目雨天中止も「一番になるのはいいこと」

[ 2021年5月21日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神ーヤクルト(雨天中止) ( 2021年5月20日    甲子園 )

室内練習場で笑顔を見せる青柳(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・青柳にとって今季3度目の降雨中止。通算では11度目となり、予告先発が始まった12年以降ではメッセンジャーと並び球団最多となった。「何でも一番になるのはいいこと。やっと雨イコール青柳って定着できたと思う」。すでに球団から“雨柳さん”グッズが販売されるほどの雨男ぶりには苦笑いするしかないが、今季の甲子園でまだ一度も投げていないことには「甲子園で投げたい気持ちはけっこう、あるんで。ホームのファンの前で試合ができないのは悲しい」と残念がっていた。

 登板日がずれることにももう慣れっこで、気持ちは次戦の25日ロッテ戦に向いている。19年まで在籍した鳥谷との初対戦が待ち遠しい。甲子園ではロッカーが隣どうしで、多くの言葉をかけてもらった特別な先輩だ。

 「19年に僕が2カ月くらい勝てなかったとき、鳥さんから“1軍にいるのだから次があるということ。落ち込むよりも次のことを考えろ。そのかわり鳴尾浜にいったら全力で落ち込め”って言われたのを思い出します」。初めて1年間先発ローテを守って9勝を挙げた年で、プロ野球選手の在り方を教わったと感謝する。「選球眼がめちゃくちゃ良いっていうのはもちろんなんですけど、狙い球を絞ってくるので偏った配球にならないようにしたい」と打ち取るイメージも膨らませていた。前回5月14日巨人戦は7回1失点の好投を見せ3勝目を挙げた。5月は2試合13イニングでわずか2失点。右肩上がりのまま、交流戦でも白星を伸ばしていく。

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2021年5月21日のニュース