“獅子の源”西武・源田で連敗脱出!星野源と同じく?塩顔のイケメンが沸かせた3安打&V犠飛

[ 2021年5月21日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―2ソフトバンク ( 2021年5月20日    メットライフD )

<西・ソ>7回、森の左前適時打で生還した源田(左)はチームメートに出迎えられる(撮影・尾崎 有希)
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 上位を超えていけ。西武の主将・源田壮亮内野手(28)が20日、ソフトバンク戦の5回に勝ち越し犠飛を放ち、3安打の猛打賞。さらに、追加点を演出する好走塁も見せて連敗ストップに貢献した。借金生活が続く獅子の「源」が、上位浮上へチームを鼓舞する活躍を見せた。

 周りをしっかり見ている。状況判断も的確だ。チャンスは決して逃さない。それが西武の主将・源田だ。

 「3連敗はなんとしても駄目だと思っていた」。負ければ同一カード3連敗。借金も4に膨らむ。負けられない試合の大事な場面で打って、走った。

 1―1に追いつかれた直後の5回。1死一、三塁からソフトバンクの先発・石川の初球、外角高めの直球を着実に打ち返した。左翼への勝ち越し犠飛。「犠牲フライはいけるなと思ってホッとした」。試合の流れを呼び戻すと、7回には好判断で決定的な4点を引き出した。

 場面は1死二塁。代わった左腕・嘉弥真の初球のスライダーを中前へ。二塁走者は三塁で止まったが、中堅・柳田の本塁返球を見るや迷わず二塁を陥れた。「ギータ(柳田)さんが投げた瞬間にボールが高かったので、次(の塁)に行こうと思って走った」。巧打&好判断。直後の森の左前2点打で生還し、貴重な追加点を演出した。

 仲間が帰ってくるまでチームを浮上させるという使命感がある。二遊間を組む同い年の外崎が、4月に左腓骨(ひこつ)骨折で離脱。手術を受けた直後、源田は「手術お疲れさま。待っているよ!」とLINEを送った。外崎からは「ちょっと待ってて。早く治すわ」と返信。「隣にトノがいるのは、めちゃめちゃ心強い。一緒に守っていてもベンチにいても」。盟友と再びコンビを組む日を心待ちに戦っている。

 前日、新垣結衣との結婚発表で世の中の話題をさらったのは星野源だが、この日メットライフドームを沸かせたのは獅子の源。今季4度目の猛打賞に「今日、武隈さんにヒットが出るツボを押してもらって打てました」とお立ち台でおどける笑顔が、何とも頼もしく見えた。(秋村 誠人)

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2021年5月21日のニュース