楽天・涌井が史上47人目の通算2500投球回を達成 衰え知らずの「スタミナおばけ」

[ 2021年5月21日 19:33 ]

パ・リーグ   ロッテ―楽天 ( 2021年5月21日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>5回を投げ終え2500投球回達成を祝福され、ロッテベンチに頭を下げる涌井(撮影・長久保 豊)
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 楽天の涌井秀章投手(34)が、プロ野球史上47人目となる通算2500投球回を達成した。節目まで残り3回2/3で21日のロッテ戦に先発。15メートル前後の強風が吹き荒れる悪条件の中、3回まで2安打無失点と好投した。

 4回は先頭の中村に左前打を浴びたが、4番・安田は捕邪飛。女房役の太田が中村の盗塁を阻止し、通算2500イニングに到達した。試合中は雨が強く降る時間帯もあったが、5回を終えて試合が成立したことで涌井の記録も無事に達成された。現役ではヤクルト・石川雅規投手(41)と涌井の2人しか達成者がいない金字塔だ。

 名門・横浜高から04年ドラフト1位で入団した西武ではエースとして活躍し、ロッテ(14~19年)を経て、金銭トレードで20年から楽天に加入した。07、09、15、20年に最多勝、09年には沢村賞を獲得するなど、数々の輝かしい実績を積み上げてきた右腕の最大の武器は無尽蔵のスタミナ。球界では敬意を込めて「スタミナおばけ」とも呼ばれる。来月21日の誕生日で35歳。衰えを知らないベテラン右腕が、2500投球回という新たな勲章を手に入れた。

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