楽天・涌井 リーグトップタイ5勝目で通算2500投球回達成に花!打線は15安打13得点と爆発

[ 2021年5月21日 22:15 ]

パ・リーグ   楽天13ー6ロッテ ( 2021年5月21日    ZOZO )

プロ通算2500投球回を達成した涌井(撮影・沢田 明徳)
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 楽天先発の涌井が6回8安打4失点の粘り強い投球でハーラートップタイの今季5勝目。史上47人目となる通算2500投球回到達に花を添えた。現役ではヤクルトの石川雅規投手(41)の通算2876投球回に次ぐ大記録達成。打線は15安打で13得点を挙げた。

 大記録まであと3回2/3と迫りながらも自身2連敗中で今季9度目の先発登板を迎えた涌井。初回は先頭の荻野に左中間への二塁打を浴びていきなり出塁を許す。しかしマーティンを空振り三振、中村奨を中飛、安田は見逃し三振に仕留めて上々の立ち上がりを見せた。2回は三者凡退に抑え、3回は2死三塁のピンチを招くもマーティンから空振り三振を奪って切り抜けた。

 1―0で迎えた4回は先頭の中村奨に左前打を打たれるも続く安田を捕邪飛で打ち取った。その後レアードの打席で二塁走者の中村奨が二盗を試みたものの太田が阻止し、通算2500投球回達成となった。2死走者なしからレアードの四球を与えて2死一塁としたが、角中は空振り三振に抑えた。味方の大量援護もらって6―0で迎えた5回は三者凡退に抑え、6回は1死一、二塁から安田の投手強襲の適時打で1点失い、続くレアードに6号3ランを浴びて2点差にされるが後続を断ち、6回104球を投げて8安打4失点で降板した。

 7回に2番手で登板したブセニッツは無死満塁から中村奨に左前適時打を浴びて2点を失って降板。ピンチが続く中で安楽が安田を左飛、レアードを一飛、角中を一ゴロで打ち取ってピンチを脱した。8回は宋家豪が2死満塁のピンチを背負うが無失点で抑え、9回は森原が試合を締めた。

 打線は4回2死一塁で岡島の右中間への適時三塁打で先制。5回2死満塁で浅村の右前適時打で加点。続く島内が6号3ランを放ち、この回一挙5得点を奪ってリードを6点に広げた。6―4と2点差になった7回は2死一、三塁で岡島の左前適時打と続く内田の右前適時打で加点。8回には相手の守備ミスが連発などで3点追加し、9回も鈴木大の今季1号2ランでさらに2点を奪った。

 ロッテは先発の石川が3回まで7奪三振も中盤に崩れて、5回9安打6失点で今季2敗目。打線は一時2点差まで迫るが8回に守備のミスを連発し、再びリードを広げられてチームは今季初の2ケタ失点で敗戦した。

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