巨人・スモーク 来日1号!「左の長距離砲」と「右の巧打者」2つの顔を持つ男、左で魅せた

[ 2021年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人7ー3ヤクルト ( 2021年4月28日    神宮 )

<ヤ・巨>3回無死、右越えソロ本塁打を放つスモーク(撮影・木村 揚輔)
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 「一挙両得」と言える超優良外国人を予感させた。巨人に新加入したスモークは、左右の打席で異なるタイプに見える。「左の長距離砲」と「右の巧打者」が混在する。

 「両打ち左投げ」という珍しい選手。今季のNPBの打者では唯一の存在である。左手が利き手であることが「2人の打者」を1人で演じる要因となる。

 「変化球にしっかりコンタクトできた。打ててうれしいよ」。左打席で打った来日初本塁打後のコメントだ。

 利き手の左手で強く押し込むことで、右翼席中段に豪快に運んだ。特大の来日1号は3―1の3回。スアレスの沈むチェンジアップを豪快に引っ張った。

 特大弾から始まった3打席連続安打は全て左打席。引っ張り警戒のヤクルトは6回に「スモークシフト」を敷いた。三塁手が二塁後方に立ち、野手4人が右方向を固めた。ここも左手が鍵。利き手を逆方向に押し込むように使った。シフトとは逆の左中間を破る二塁打と引っ張りだけではない姿を披露した。

 前日のデビュー戦は左右両打席で1安打ずつをマーク。右打席では、バットを押し込むのが右手となり、強引な打撃がない。スイングもコンパクトで、アベレージヒッターのような打撃で、逆方向の右前に運んでいた。

 5番に加わった新外国人は2試合で計5安打の打率・625。今季初のクリーンアップの本塁打そろい踏みと、打線を活発化させ貯金を今季最多タイの7とした。原監督は「対応力が非常にありますね。全体的に(相手が)打線に息が抜けない。つながりを感じる」と評した。

 「自分はパワーヒッターとして認知されてきた」と自負するメジャー通算196発の内訳は左打席で155本、右で41本。アキレス腱断裂で長期離脱するテームズが欠けても巨人打線には「2つの顔」を持つ男がいる。(神田 佑)

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