中日・根尾 タイムリーでまた勝った!「本拠地打点」なら今季4戦全勝

[ 2021年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   中日6-1阪神 ( 2021年4月28日    バンテリンD )

<中・神>2回2死二塁、右前適時打を放った根尾(左)は荒木コーチとグータッチをかわす(撮影・大森 寛明)
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 神話と呼ぶには、まだ早い。ただ本拠地でこの男が打てば、勝つことは事実だ。中日・根尾が今季6打点目をマークし、バンテリンドームで打点を記録した試合は4戦全勝となった。「ホームで声援が強い分、全然打てていないですが、そういう流れができているのはファンのおかげだと思う」とほほ笑んだ。

 2回2死二塁、木下拓が右中間に先制二塁打を放つと、根尾も間髪入れずに続いた。青柳のチェンジアップを巧みなバットコントロールで拾い、右前へ。「ファウルにせずに、ファーストスイングで仕留められた」と満足げに振り返った。

 新外国人のガーバーが昇格即日に「3番・右翼」で出場。定位置争いのライバルは増えたが、先発オーダーから外されることはなかった。「まだ試されている立場。ガーバーさんが何試合もスタメンで出ればチャンスは減る。いかに(打ち)続けるかが大事」。前夜は3年目で初の長打と複数安打を記録。状態を維持し続け、外野の一角を占める覚悟だ。

 先発から外れた20日からのDeNA3連戦は早出特打に努め、「インパクトで力が伝わるように」と課題に取り組んだ。成果は確実に出つつある。打てば勝つ。効果的な一打で、チームに勝利を呼び込む。(桜井 克也)

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2021年4月29日のニュース