マーティン、打撃好調の要因は「毎日練習していること」 ロッテでは落合博満以来36年ぶり10号一番乗り

[ 2021年4月29日 17:36 ]

パ・リーグ   ロッテ5―2西武 ( 2021年4月29日    メットライフD )

<西・ロ>試合後、ファンの拍手に応えるマーティン (撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテのレオニス・マーティン外野手(33)が西武戦(メットライフD)の初回に2試合連発となる先制2ランを放ち、来日以来3年連続の2桁本塁打をマーク。チームの連敗を2で止めた。

 「2番・右翼」で先発出場したマーティンは四球で出塁した荻野を一塁に置いて入った初回の第1打席で、西武先発右腕・伊藤が2ボール2ストライクから投じた6球目、真ん中低めの142キロ直球をライナーで右翼スタンド中段に叩き込んだ。ロッテ選手の10号リーグ一番乗りは1985年落合博満以来36年ぶりという快挙だった。

 「なるべく早く味方投手を助けたかったので、先制点が取れて本当に良かったと思います」とマーティン。この回、さらに井上、高部の連続適時打で2点を加えて一気に試合を決めた。「本当にこの4点が岩下のためになればと思いましたし、この4点で岩下がさらに気持ち良く投げれたのかなと思います」。初回にいきなり4点援護をもらった先発右腕・岩下はその裏こそ2点を失ったものの、3回以降はノーヒットに抑えて6回4安打2失点で3勝目(2敗)。「チームの勝利に貢献できたのが一番うれしいし、あの1本でチームの勝ちにつながったのかなととてもうれしい1本でした」と微笑んだ。

 NPB史上唯一、3度の3冠に輝いた落合博満以来36年ぶりの10号リーグ一番乗りに関しては「ホームランの数とかは考えていない。一番考えているのはチームのために何ができるか。数字とかそういうことは基本的には考えていません」とサラリ。打撃好調の要因について聞かれると「自信を持ってプレーできているということと、毎日練習していることです」と頼もしかった。

 キューバ出身のマーティンは来日1年目の2019年に14本塁打、昨季はチーム最多の25本塁打をマークしている。

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