阪神・チェン 古巣斬り任せろ!29日に10年ぶり“ナゴヤD”登板 矢野監督「チェンらしく投げて」

[ 2021年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1-6中日 ( 2021年4月28日    バンテリンD )

29日の先発を前に、バンテリンドームで調整するチェン(撮影・坂田 高浩)
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 今季初の同一カード3連敗の阻止は、虎デビュー戦のチェンに託された。04~11年に在籍した古巣・中日との激突。バンテリンドームでの登板は11年10月9日の巨人戦以来10年ぶりで、8年間で通算35試合に先発し17勝7敗、防御率1・96とかつての本拠地は得意にしていた。名古屋遠征前の26日に甲子園での1軍練習に合流した際には「少し不思議な気持ちもありますが力に変えていきたい」と意気込んでいた。

 開幕は2軍で迎えた。オープン戦で2試合、計4イニングで防御率9・00と結果が出なかったためだ。ウエスタン・リーグ4試合で防御率1・80と調子を上げてきた。遅れて来日した新外国人のロハス・ジュニア、アルカンタラもすでに隔離期間が明けて2軍で調整中。昇格時期が近づき外国人枠の競争がいっそう激しくなるため、移籍後初登板初先発は、いきなり生き残りをかけた大事なマウンドにもなる。

 27日にブルペン入りし、28日は外野で座らせた相手に強めのキャッチボールで最終調整。矢野監督は「長くやった球場なので全然心配はしてないし、チェンはチェンらしく投げてくれればいい。早い回に点を取って、いい形で投げさせてやりたい」と打線の援護を期待していた。

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2021年4月29日のニュース