かつての“庭”で好投 阪神・チェンが6回1失点 日本球界3497日ぶり白星権利持って降板

[ 2021年4月29日 16:01 ]

セ・リーグ   中日ー阪神 ( 2021年4月29日    バンテリンD )

<中・神(5)> かつて慣れ親しんだバンテリンドームナゴヤのマウンドへと向かう阪神・チェン(撮影・大森 寛明)
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 古巣相手に快投だ。阪神先発のチェンは6回1失点と好投し、勝利投手の権利を持ったまま降板した。

 初回は1死から京田に右翼線二塁打を打たれたが、ガーバーを左飛。続くビシエドも右飛に打ち取り、ピンチをしのいだ。2、3回もランナーこそ許したものの、併殺などでピンチは拡大させなかった。4―0の4回は3番・ガーバーからの中軸を3者凡退に抑え、リズムに乗った。

 バンテリンドームでの登板は11年10月9日の巨人戦以来10年ぶりだった。8年間で通算35試合に先発し17勝7敗、防御率1・96。かつての本拠地を得意にしており、10年の歳月を経ても強さは変わらなかった。一戦を前に「少し不思議な気持ちもありますが力に変えていきたい」と意気込んだいたサウスポーは、日米通算95勝の実力をしっかり発揮。日本球界では11年10月2日阪神戦以来、3497日ぶりの白星が一歩近づいた。

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