東海大相模・石田、今大会最多14Kで完封勝利!門馬監督「本来の良さ出ていた」エース称賛

[ 2021年3月30日 05:30 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第2試合 準々決勝   東海大相模8-0福岡大大濠 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<福岡大大濠・東海大相模> 9回、最後の打者を空振り三振に仕留め、雄叫びを上げる石田(撮影・大森 寛明)
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 116球目は宝刀チェンジアップだった。東海大相模・石田隼都は空振り三振を奪い、今大会最多の14奪三振で3安打完封。「(先発を告げられたのは)アップ後です。先発する気持ちで準備できていたので問題なかった」と胸を張った。

 1、2回戦は救援登板。「(先発で)投げたい気持ちはあった」と先発登板を待ちわびていた。直球のカウント球は130キロ台で、勝負どころでは140キロを超えた。同じ腕の振りから投じるチェンジアップで5つの空振り三振を奪った。門馬敬治監督は「本来の石田の良さが出ていた」とねぎらった。

 31日の準決勝の相手は、強力打線の天理に決まった。前回甲子園で対戦した92年センバツ準決勝では、先輩たちが3―2で勝利。今大会3試合、計17回無失点の石田は「最高の準備ができれば。任されたイニングを全力で投げて、いい流れを持ってくる投球がしたい」と次戦に目を向けた。(川島 毅洋)

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2021年3月30日のニュース