大谷 右手中指マメやぶれ7失点降板も「大丈夫。ここからしっかり投げて強くできれば」 

[ 2021年3月30日 14:00 ]

右手の指を気にする仕草を見せた大谷翔平(AP)
Photo By AP

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が30日(日本時間31日)、敵地ドジャースとのオープン戦に「2番・投手」で出場し、2回1/3を投げ3被弾を含む4安打7失点、5四球、3奪三振で降板した。直球の最速は99マイル(約159キロ)。1試合7失点は1年目の18年3月16日のロッキーズとのオープン戦以来、自己ワーストタイ。打席では1打数無安打だった。

 初回に暴投で失点すると、2回にテーラーに左越え2ラン、シーガーに左越えソロを被弾。3回にスミスに右越え2ランを浴びたところで、投手コーチらとともにマウンドに集まり右手中指を気にするしぐさを見せ、交代となった。

 降板後にオンライン会見に応じた大谷は「この間の登板(3月21日のパドレス戦)で出来たマメなので。マメ自体は最初からありましたけど、ボールを投げる、球数(63球)を投げることを優先していきました」と説明。開幕4戦目の4月4日(同5日)のホワイトソックス戦登板が決まっているが「大丈夫かなと思います。むしろ(右手中指の皮が)むけてくれたので。ここから1週間しっかり投げて、強くできればいいんじゃないかと思うので。(投手としての)開幕戦でむけるよりは今日むけてしまった方が良かったのかなと。おそらくむけるだろうなと思ってましたけど、球数をしっかり投げる方がいいかなと思っていきました」と問題ないことを強調した。

 5四球と制球が乱れたが「体自体は大丈夫ですね。ただ、かばって投げる分、引っ掛けたりとか抜けたりとか、いろいろあったので。そこが1つかなとは思いますね」と自己分析。さらに、「もちろん、そういう時もあるので、そういう時にしっかり投げる技術かなと思うんですけど、比較的にカーブとかひとさし指で投げる球の制球は良かったので。少なからずあるのかなと思います」と語った。4月1日(同2日)の開幕・ホ軍戦では打者出場が見込まれるが、打撃への影響について問われると「それはないですね」とした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月30日のニュース