阪神ドラ2伊藤将が31日の広島戦でプロデビュー 中学時代の後輩、楽天・早川の快投に続く

[ 2021年3月30日 05:30 ]

キャッチボールをする阪神・伊藤将(撮影・坂田 高浩)
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 阪神のドラフト2位・伊藤将司投手(24)が、デビュー戦となる31日の広島戦へ向けて最終調整に入った。鳴尾浜球場で投手指名練習に参加し、ブルペン入り。待望の初舞台に挑む期待のドラ2左腕は、早くも心を躍らせていた。

 「すごいワクワクです。(ブルペンでは)変化球を多めに、低めに投げる意識はしていました。(広島は)走攻守そろっているチーム。低めに集めて打たせて取る投球ができたらいいと思います」

 すでに“仮想広島”を意識し、本番さながらの投球練習。球界を代表する鈴木誠との対決が注目の一つだが、「シングルオーケーという感じで投げて、低い球を投げて打ち取るイメージです」。テーマは長打禁物。最後の調整登板となった24日の四国・徳島との練習試合でも5回1安打無失点と調整は順調だ。

 「いいスタートが切れたらいいと思うので、まずは最初の登板でしっかり投げたい」

 初勝利へ向けて闘志満々。理由は後輩の快投にあった。28日には千葉・横芝中時代の軟式野球部の後輩になる楽天の早川が、6回無失点で初勝利。「ライブで見ていました。やばいなと(笑い)。あんないいピッチングをしたら自分はやらないといけない」。元チームメートの快投に刺激を受けた。チーム内でも同期入団の佐藤輝、中野、石井大の存在感が励みとなっている。

 「頑張っていきたいです」。球団新人が開幕5戦目までに初登板初先発初勝利なら14年4月2日の岩崎以来3人目となる。快挙へ向けても期待は膨らむばかり。満を持して初マウンドに向かうルーキーが白星発進を期す。(山本 浩之)

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2021年3月30日のニュース