巨人・増田大が勝ち越し“足”ストに、勝ち越し阻止補殺! 中日と引き分け持ち込んだ

[ 2021年3月30日 21:20 ]

セ・リーグ   巨人3ー3中日 ( 2021年3月30日    バンテリンD )

<中・巨>8回1死満塁、木下拓の左飛で本塁生還を狙った三走・滝野をアウトにする増田大(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 巨人は30日に中日(バンテリンドームナゴヤ)と対戦し3-3で引き分けた。

 巨人は今季初先発のサンチェスが初回、2回と無失点に抑えて上々の立ち上がりを見せた。その投球に打線も応えた。15年8月29日の西武戦以来の「2番」で先発出場したウィーラーが適時打を放ち先制。しかし、1-0の3回にサンチェスは2死を取った後に安打と味方のエラーで満塁のピンチ。打席には中日の主砲ビシエド。1ストライク1ボールから投じたスプリットを左前打に弾き返され逆転を許した。

 それでも、巨人は4回に今季初スタメンの中島が同点1号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。サンチェスは野手のミスを引きずらず粘りの投球で7回まで0を並べた。すると8回に先頭のウィーラーがこの日3安打目となる右前打で出塁。ここで原監督が動いた。一塁走者のウィーラーに代走の切り札・増田大を投入。すると坂本の4球目に相手バッテリーが警戒する中、盗塁を決めた。そして坂本が二塁打を放ち、勝ち越した。

 サンチェスは7回2失点で勝利投手の権利を持って降板。しかし、2番手の大竹が1死から3連打を浴びて同点を許して勝利の権利を失った。そして大竹の降板後、マウンドに上がったのは左腕の高梨。1死一、二塁から京田のボテボテの遊ゴロが内野安打となり満塁に。続く木下拓は浅めの左フライ。この当たりで三塁走者の滝野がスタートも左翼手の増田大が好返球しホームはタッチアウト。勝ち越しは許さなかった。

 打線は9回に2死から安打で走者を出したが得点は奪えず勝ちはなくなった。最後のマウンドに上がったのは守護神・中川。きっちり3人で仕留めて何とか引き分けた。

続きを表示

2021年3月30日のニュース