広島が昨季4敗した阪神・西勇、秋山攻略へ「つなぎ」を徹底 クロンの打順降格も

[ 2021年3月30日 05:30 ]

開幕3連戦で打率・111と不振を極め、7番降格の可能性も出てきた広島・クロン
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 広島は、「つなぎの攻撃」で“天敵”攻略を目指す。30日からの阪神3連戦の相手先発は初戦に西勇、第3戦に秋山が見込まれる。2人は昨季の広島戦でともに6試合に先発し4勝0敗。朝山打撃コーチは「いかに1、2番が出塁を増やしてくれるかだけど、全員がカギ。泥臭くてもいいから、つないでいくことを積み重ねていくしかない」と嫌らしい攻撃を求めた。

 初戦の西勇は昨季、対左打者の被打率・198に対し、対右が同・226とわずかに悪化。広島でも鈴木誠が対戦打率・429、菊池涼が同・278と好成績を残した。同コーチは「とにかく低い球に手を出したら負け。特に左打者は引っ張りにいったらもうダメ。(具体策は)話せないけど、何とか頑張ります」と前を向いた。

 オーダー変更も視野に入れる。開幕3連戦で6番起用した新外国人クロンは打率・111。同コーチは「(打順降格も)選択肢にはあるけど、ヘッドと監督がどう判断するか」と言及し、7番起用も含めて最善策を練る。

 「去年やられた分をやり返したいという思いはみんな強い」。昨季との違いが試される3連戦になる。(河合 洋介)

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2021年3月30日のニュース