ツインズ マエケンが開幕投手!指揮官が発表 3度目OP戦は4回無安打投球

[ 2021年3月15日 04:56 ]

ツインズ・前田(ブレース・ヘメルガン、球団提供)
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 ツインズの前田健太投手(32)は、14日(日本時間15日)のレッドソックス戦でオープン戦3度目の登板。レギュラーメンバーに対し、初回は2死から3番ザンダー・ボガーツにフルカウントから四球を与えたものの、4番JD・マルチネスを外角低めスライダーで見逃し三振。2回は12球で三者凡退。3回もドジャース時代の同僚、1番キケ・ヘルナンデスを93マイル(約149キロ)のまっすぐで見逃し三振に討ち取るなど10球で三者凡退に仕留めた。

 4回は2番マーウィン・ゴンザレスをチェンジアップで見逃し三振、3番ボガーツをまっすぐで詰まった投ゴロ、4番マルチネスをチェンジアップで空振り三振。4回53球を投げてストライクが34球。無安打1四球5奪三振とほぼ完ぺきな内容。初回に四球を出してからは10人の打者を連続で打ち取った。最速は最後の打者マルチネスに2度投じた94マイル(約151キロ)だった。

 試合後、ロコ・バルデリ監督は、前田が開幕投手を務めることを発表した。前田にとってメジャー6年目で初めての大役となる。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――オープン戦9回を投げて1安打、1四球しか許していない。キャンプ終盤はどうしていくか。
 「良すぎると怖いから、次はちょっと点を取られたくらいの方がいいかな」

 ――カーブを2種類投げていたが。
 「今日は緩いカーブを試してみた。ああいうボールをチャレンジで投げていくことも大事かなと。良い手ごたえがありました」

 ――カーブにスタンドがざわついた。
 「どこかで投げたいと思っていた。1球しか投げられなかったけど、打者も変な感じの空振りをしてくれたので、残りの登板でも使える場面があれば使いたい」

 ――開幕、ナ・リーグのミルウォーキー・ブルワーズとのシリーズに備え、オープン戦で打席に立つ予定は。
 「ずっと言ってるんだけど、なかなか立たせてくれない。あとで監督がミーティングをすると思うから、聞いてみて」

 ――レッドソックスの一番打者キケ・ヘルナンデスが打席に入る前に前田さんの真似をしていた。
 「4年間一緒にいて、ずっと声をかけてくれる仲の良い選手。ムードメーカーなので、ああやってふざけてくれた。対戦できて楽しかった」

 ――今年のオープン戦、メジャーに来て一番良いということだが、その理由は。
 「単純にフロリダだからだと思う。湿気もあって投げやすい。アリゾナは投げにくい。プラス昨年のシーズンの内容が自信になっている。良い感覚を継続できている」

 ――開幕の準備はできているように見えたが、今後の課題は。
 「ストレートのスピードと切れはいいけど、投げ分けるコントロールは完ぺきではない。今日も右打者の外角のストレートが中に入ったことが多かった。そこは減らしていければ」

 ――昨季はゴールドグラブ賞のファイナリスト。獲得への意気込みは。
 「投手で守備で魅せられる部分は少ないけど、去年みたいにインパクトを与えられるプレーがあれば残る可能性はある。どこかでそういうプレーが一つ二つできれば」

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2021年3月14日のニュース