阪神・青柳「僕の中では順調」 5失点でも、自身初の満塁被弾でも、不安なし

[ 2021年3月14日 05:30 ]

オープン戦   阪神2ー6西武 ( 2021年3月13日    甲子園 )

<神・西>3回1死、へし折った柘植のバットを手にする青柳(撮影・北條 貴史)
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 悲観はしない。阪神の先発・青柳は6回6安打5失点(自責4)も、開幕へ向けて収穫を強調した。次回登板で投球を洗練させ、本番に向かう決意を口にした。

 「結果的に5点は取られましたが、僕の中では良かった」。強がったわけではない。明確なテーマを遂行できたからこその言葉だ。「梅野さんと試合を想定してやりましょうと。球数を少なくしようと思っていた」と序盤からテンポ良くアウトを重ね、5回まで1失点と快調に飛ばした。

 「途中からシンカーを入れようと課題に取り組んでいたが、ボールが多くなって」。6回1死から2四球と安打で塁を埋められると山川に高めに浮いたツーシームを捉えられ、左中間へキャリア初のグランドスラムを被弾した。「フォームが開いたり。自分の反省点」。原因は分かっているだけに前を向ける。

 開幕2戦目、27日のヤクルト戦へ調整登板は残り1試合。100%に仕上げる自信はある。「無駄な球をなくすように頑張っていきたい。僕の中では順調」。本番を見据える視線は鋭くなった。 (遠藤 礼)

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2021年3月14日のニュース