エンゼルス大谷 3回途中5失点も新カーブが収穫「18年より速い感じのイメージ」

[ 2021年3月14日 08:00 ]

降板後に笑顔で会見に応じる大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が13日(日本時間14日)、アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦に先発した。オープン戦特別ルールで途中降板を挟み、記録は2回1/3を6安打5失点(自責5)、4奪三振。直球の最速は99マイル(約159キロ)だった。

 以下、降板後の主な一問一答。

 ――登板を振り返って。
 「打たれているのはやっぱり投げ損じというか、本塁打もそうですし、タイムリーヒットも抜けた変化球だった」

 ――直球や腕の振りについて。
 「今日は(初回から)2回は間も空いていたので、なかなか最初は特に振れていないなという感じはありましたけど、ランナーが二塁とか三塁に行ってからは良いボールが多かったかなと思います」

 ――カーブ、スライダー系の球が前回より多かった。
 「スライダーは特にあまり変わっていないですけど、カーブは投げたいなと思っていたので、最後の方のカーブも良かったですし、比較的カーブは良かったかなと思います」

 ――カーブは握りを変えているか。
 「カーブはそうですね、2018年の時よりはどちらかというと(球速が)速い感じのイメージで投げているので。(これまでは)カウントを整えにいくボールとして使っていたのあるんですけど、しっかり最後みたいに空振り取れる球、三振を取れるとして有効になってくれればもっともっと良いかなと思っていますね」

 ――最後は打者も“良い球だ”というようなジェスチャーを送っていた。投手としてうれしかったか。
 「最後の方は力を入れて投げていたので、バッターも分かっていたと思いますし、その中で最後のボールも良かったので。嬉しいというか自分の中でできていれば良いのかなと。バッターの反応はその時々なので」

 ――ホワイトソックス打線について。
 「良いバッターが多いなともちろん前もって分かっていたので、開幕前にそういうバッターと今日(対戦)できたのはまた一つ良かった。シーズン始まってから戦う日があると思うのでイメージは生きてくるかなと思います」

 ――開幕までに調整したいこと。
 「どちらかというとランナーを背負ってからの方が真っすぐがよかったので、どうしても先頭を切るのが大事なことではあるので、一番はそこかなと。やっぱり(ストライクを)取りにいった真っすぐや、取りにいった変化球を打ってくるのがメジャーのバッターだと思うので、しっかり投げ切れていれば良いかなとはと思いますね」

 ――今年のキャンプは思っていたより順調にきているか。
 「打撃は特に1打席目から良い見え方ができているキャンプはなかなかなかったので、良いんじゃないかなと思いますし、ピッチングに関しては(右肘を手術してから)ちょっと間が空いているので、実戦の感覚って意味では良い調整ができているかなと思います」

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2021年3月14日のニュース