阪神・及川 1軍デビュー戦で堂々の4回零封 強気の直球攻めで梶谷・岡本・丸封じ

[ 2021年3月14日 14:25 ]

オープン戦 阪神ー巨人 ( 2021年3月14日    甲子園球場 )

<神・巨>2回、ベンチ前でキャッチボールをしながら笑顔を見せる及川(撮影・北條 貴史)
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 堂々の1軍デビューだ。先発した阪神2年目・及川雅貴投手(19)が4回1安打無失点と巨人相手に好投をみせた。

 初回から直球主体の強気の投球を展開。先頭・若林を初球で右飛に打ち取って波に乗ると、2回には4番・岡本を右飛、丸を遊ゴロ、中島を右飛といずれもストレートで仕留め、主力が並んだ巨人打線を3回まで無安打に抑えた。

 4回は先頭の若林に三塁線を破られる二塁打を浴びるなど無死一、二塁に。それでも梶谷、岡本、丸の主軸を打ち取って切り抜けた。

 1年目の昨季はウエスタン・リーグ9試合登板で2勝4敗、防御率6・00。2軍・安芸で過ごした今春キャンプは実戦3試合、11回を投げて10安打3失点(自責2)とアピールした。今回の試合前には「同級生が沖縄キャンプに参加しているので悔しい気持ちもあった。そういう気持ちをずっと持ちながら常にアピールする気持ちで投げてきました。キャンプでは1軍で投げる自分をイメージしながら過ごしてきました」と意気込んでいた。

 矢野監督も「絶対に結果を残して欲しいというよりは、巨人戦の甲子園で投げて、そこで何を感じるか。そういうところで経験を積んだ中で、またどういうものを持って、早く1軍の舞台に戻ってくるかというのが加速すればいいなというところなんで」と期待を込めて送り出したマウンドで、上々の結果となった。

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