常総学院のドラフト候補・三輪拓未が絶好調 2HRも見失わない“常総らしさ”

[ 2021年3月14日 23:03 ]

西武台との試合で2本塁打を放った三輪(撮影・柳内 遼平)
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 第93回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)に出場する常総学院(茨城)が茨城県土浦市のグラウンドで西武台(埼玉)とダブルヘッダーを行い、連勝でセンバツに向けて順調な仕上がりを見せた。今秋のドラフト候補に挙がる三輪拓未(2年)は2試合ともに「3番・遊撃」で出場し、9打数7安打8打点と大暴れ。2試合目は2打席連続の本塁打を放った。

 第2試合の9回、三輪が直球を完璧に捉えた打球は左翼フェンス後方の防球ネットに突き刺さった。2打席連続の本塁打に「連発は人生で初めて」と笑顔を見せた。

 走攻守3拍子そろった遊撃手として1年時からベンチ入り。高校通算はコロナ下の影響もあり8本塁打だが、広角に打ち分ける打撃と50メートル6秒2、遠投100メートルの高い身体能力を生かした守備が売りだ。

 右に、左に打ち分けて4打数3安打2打点の活躍を見せた第1試合を視察したDeNAの稲嶺茂夫スカウトは「バッティングが良い。ヘッドを利かせることができる」と評し、日本ハムなどで投手として活躍した島田直也監督は(三輪の)ポテンシャルは高い。甲子園でもやってくれる」と期待を込めた。

 島田新監督が率いた昨秋、チームは公式戦10試合で本塁打が0。だが、センター返しの意識を共有する“つなぐ打線”は強力で関東大会4試合で35点を奪った。センバツ前の好結果にも三輪は「センター返しが自分たちのバッティング。ランナーをためて、つないでビッグイニングをつくりたい」と話す。

 聖地でも自分たちのつなぐ野球で頂点を目指す。

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2021年3月14日のニュース