魅力ギッシリ!新生メットライフドームの楽しみ方

[ 2021年3月14日 08:30 ]

<メットライフドーム竣工式・内覧会>メインゲート
Photo By スポニチ

 17年12月から総工費約180億円をかけて行われた「メットライフドームエリア」の改修工事が、ついに完了。今月8日のメディア向け内覧会で全貌が明らかになり、ファンに先駆けてその魅力を堪能させて頂いた。

 もちろん、球場へ行く目的は試合観戦だが、グラウンド、選手を見る前から楽しめてしまうのが「新メットライフドーム」の魅力だ。西武球場前駅の改札を出ると、まずは広場に敷設されたレンガサークルに足を止めてほしい。自分の名前や誕生日などをレンガに刻印できる権利を昨年6月から販売し、そのレンガが地面に埋め込まれている。報道陣も懸命に捜索。「○○あった!」と声が上がると「え、どこどこ?」と盛り上がった。記者は辻監督のほか、東尾修元監督、大のレオ党で知られる小倉智昭キャスターのレンガを発見。ほかにも源田、ニール、メヒア、田村、鈴木らのレンガもあるそうなので、試合前の時間を利用して探してみると楽しめると思う。

 続いてはテイキョウキッズフィールド。6歳から12歳以下の子供とその保護者が利用条件の小さなテーマパークは、ボールやベースなどのかわいいデザインが施され、迷路やクライミングを楽しめる。そして、切れ味抜群のスライダーを武器に通算182勝を挙げた西口投手コーチが「おれのスライダーより曲がる」と称した高さ5・5メートルの高さから降りるローラースライダーも体験させてもらった。当日は雨が降っていたからなのか、予想以上のスピード。右手にグラウンドを望みながら滑るのは、なかなか新鮮な趣があった。

 改修前は14種類だった座席は2倍の28種類となった。バックネット裏地下にできた「アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジ」も一度は体験したい贅沢な空間だし、パーティーテラスはソファやクッションが置かれ、家にいるような感覚で試合を楽しめる。レストランや売店なども過去最大規模のリニューアル。全77店舗中21店舗を入れ替え、引き続き12球団の本拠地としては最大級規模の1000種類以上のメニューでファンを迎える。センターにあるLビジョンも従来の2倍の大きさ…と挙げればキリがないほどの魅力が、ギッシリと詰まっている。

 今月から稼働したツイッター「スポニチ西武担当(新)」のアカウントでも一口メモつきで、ほとんどの席を取り上げ、実際に滑ったローラースライダーの動画も投稿した。レオ党の反応は上々。こちらも合わせてご覧頂けると「どの席で観戦しようかな」「試合前はどこに行こうかな」とイメージが湧きやすいと思う。16日に行われる広島とのオープン戦が、新生メットライフドームの初戦。レオ党の笑顔の花が咲く日を記者も心待ちにしている。(記者コラム・花里 雄太)

続きを表示

2021年3月14日のニュース