“今年は違うぜ”オリックス・ジョーンズ オープン戦で12球団最速打点「きょうが開幕でも問題ない」

[ 2021年3月3日 05:30 ]

オープン戦   オリックス6ー6ロッテ ( 2021年3月2日    京セラドーム )

<オープン戦 オ・ロ> 2回2死一塁、頓宮は左越え2点本塁打を放ちジョーンズ(右)に迎えられる (撮影・後藤 大輝)
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 今年は違う。来日2年目シーズンに臨むオリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が2日、今季初実戦のロッテ戦の初打席で先制適時打。この日開幕したオープン戦で最初の打点をたたき出し、気を吐いた。

 「オープン戦の間はできるだけたくさんのボールを見ながら、ボール球には手を出さずに我慢することを考えて打席に入った」

 2回無死二塁。低め2球で2ストライクと追い込まれても悠然としていた。ボールを見極め、フルカウント後の7球目を中前に運んだ。「変化球だった? 今まで長いこと野球をやってきたし経験から当然対応できる」。初実戦だろうが初打席だろうが、メジャーで実績を残してきた猛者には関係なかった。

 来日1年目は紅白戦2試合を含む5戦目、計9打席目の本塁打が初安打だった。「去年は自分の中で、はやる気持ちがあって、積極的過ぎるぐらい振っていた」。その反省を元に打者としての自身のタイプを思い返した。単打にしかできない球を、本塁打にはできない。メジャー通算282発ばかりが注目されるが、本塁打打者ではない。それを思い出したのが何よりだった。

 「試合をやってみて、きょうが開幕だったとしても問題ないぐらいの状態だ」。日本野球への適応力に自信を深めたJ砲。本番が楽しみになってきた。 (田中 貴久)

 ▼オリックス・中嶋監督(有観客のオープン戦について)声が出せないとあって、(観客が)入ってますけど、静かだなぁと思いながら見ていたんですけれど。それでも、拍手とか聞いたら非常にうれしいですね。

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