大阪桐蔭が練習公開　エース左腕・松浦「津波のことは忘れたことない」被災地のため勝利誓う

ブルペンで投球練習をする大阪桐蔭の左右二枚看板、松浦慶斗（左）と関戸康介
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　第93回選抜高校野球大会（3月19日から13日間、甲子園）に出場する大阪桐蔭が3日、大東市の同校グラウンドで練習を公開。午前中の練習後、昼休憩中に取材に応じた。

　1回戦の大会第4日第2試合で、昨秋近畿大会決勝で敗れた智弁学園といきなり対戦することが決まっている。最速150キロを誇るエース左腕の松浦慶斗（2年）は宮城県石巻市に住んでいた小学校1年生当時、東日本大震災で被災。友人を亡くした経験を持つ。「津波のことは忘れたことがない。今年は震災から10年。この10年は早かった。少しクサくなってしまいますが（被災した）みんなの分まで頑張りたいという気持ちです」と、故郷と3週間後に迫った聖地のマウンドに思いをはせていた。