DeNAドラ2牧 大学時代“男のプライド”で見送った早川の初球

[ 2021年2月8日 05:30 ]

DeNA紅白戦   白組4ー4紅組 ( 2021年2月7日    宜野湾 )

紅白戦で本塁打を放った牧はホームランボールを手に笑顔(撮影・島崎 忠彦)
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 【記者フリートーク】DeNAのドラフト2位・牧には大学日本代表の4番を担ったプライドがある。ドラフトを控えた昨年9月1日の早大とのオープン戦で早川(楽天ドラフト1位)と対戦。試合前、早川から「1打席目の初球は真っすぐでいく」と声を掛けられた。

 予告通り、初球は145キロの直球だった。牧はフルスイング…と思ったら見送った。試合後のひと言が印象に残っている。「それが打てても意味がない」。分かっている球種を打っても勝負に勝ったとは言えない。男の意地である。2打席目にスライダーを中前に運んで3打数1安打。「いい投手に自分のスイングができ、次につながる」と言ったが、笑顔はなかった。単打1本に終わった悔しさからだ。2人がプロで再戦する際は「初球」に注目したい。もちろん、予告はしなくていい。(アマチュア野球担当・柳内 遼平)

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2021年2月8日のニュース