シートノックでファンを魅了せよ 阪神・平田2軍監督が若虎に注文

[ 2021年2月8日 20:35 ]

シートノック後、野手陣を集めて指導する阪神・平田2軍監督
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 阪神の安芸2軍キャンプは8日、今キャンプ初となるシート打撃を実施した。シート打撃前のシートノックを見た平田2軍監督が感想を口にした。

 ―シートノックの後、野手に話をしていた。

 「ランチをとった後に、キャッチボールしてシートノック入る時は、もう少ししっかりキャッチボールをして、シートノックで送球を意識しようと。昨日も宜野座で少し送球が…、という情報があったので。もう一回シートノック入る前のキャッチボールを見直して。お客さんいないから、今日はスタンドから見て。目線を変えたりできるんで、新しく気がついたんでね。ランチとってキャッチボールすると、肩慣らしみたいになるんよ。いつもアップして、キャッチボールしてシートノックとは少し違うんで。その辺の気持ちをしっかり切り替えてやれと。特に外野手のバックホームとか。今はゴロゴーの精度が上がってるから、ストライク投げないとセーフになるんでね」

 ―子供達のお手本になるようなシートノックを目指す。

 「昔は試合ももちろんだけど、プロのシートノックみてカッコいいとか、うまいなぁと。やっぱり100万ドルの内野陣と言われた、吉田さんや鎌田さんや三宅さん。俺ら吉田監督にはシートノックについてうるさく言われたよ。イメージで仮想ノックみたいなのもさせられたり。そういうシートノックでもファンを魅了するくらいにならないと」

 ―シート打撃の投手陣は

 「もっちー(望月)は親指に刺さったみたいで、大事をとってやめさせたけど。良かったんじゃない。藤川SAがアドバイスした牧にしても石井にしても、いい球行ってたし。今は結果より内容だから。試合が入ってきたら結果が求められるけど、今やってることを今日出してくれたという点では、牧も球に力があったし、石井もある程度リリースが定まってきてたし」

 ―及川もよかった

 「まだコントロールがバラつくのはなんてことない。そういうところより、右打者の内角にクロスファイアーの良い球来てたし、球にも力があった。テンポも良くなった。去年は1球1球帽子が飛んでたのが、飛ばなくなった。去年は顔を振るからか帽子が1球1球飛んでたのよ、西も。今年はそういう上体のブレも無くなったのか、その辺は投手コーチに聞かないとわからないけどね」

 ―打撃では高寺が初実戦

 「高寺、十分いい打球いってたんで。安打出た出ないは別として、良いスイングしてたよ」

 ―遠藤は2安打

 「遠藤は良くなってる。やっぱり1年したら、打ち込む姿勢が変わるんだなって思うよ。打ち込む姿勢も変わってきたし、打球も良い打球になってるし力強くなってるしね」

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2021年2月8日のニュース