森繁和氏 日本ハム・輝星よ直球まだまだぶれずに磨け!威力も制球もさらに高みへ

[ 2021年2月8日 05:30 ]

日本ハム紅白戦   紅組0ー2白組 ( 2021年2月7日    名護 )

日本ハム紅白戦で力投する紅組の先発・吉田(撮影・高橋茂夫)
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 【森繁和 CHECK!】まだまだ、こんなものじゃないだろう。日本ハム・吉田の投球をネット裏から見た感想だ。最速146キロ。その直球に関していえば威力も、制球もさらに高いレベルを目指してほしい。それが少しでも長いイニングを投げることにつながるのだから。

 初回は打者3人をわずか8球。理想的だったが、2回は一転して23球もかかった。走者を出すと、失点を避けようと慎重な投球になる。これは投手として当然だが、そこで最大の武器である直球でいかに押せるか。2回2死二塁では今井を1ボール2ストライクと追い込みながら仕留め切れず、直球を2球続けてファウルされ、最後は四球を与えた。ファウルで粘られるのではなく、空振りが欲しい。それだけの直球があれば変化球もより生きることになり、必然的に球数も減る。

 続く2死一、二塁で片岡は内角の力のある直球で詰まった二ゴロ。相手が打ちにきての凡打こそ狙い通りで、2球でアウトに取った。直球。より大きく成長するためにも、ぶれずに基本を貫いてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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2021年2月8日のニュース