ロッテ・小島 5勝目 ソフトBと並び40勝一番乗り 井口監督「中継ぎが頑張っている」

[ 2020年9月10日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―1日本ハム ( 2020年9月9日    ZOZOマリン )

5回表2死満塁から松本を遊ゴロに仕留め、グラブを叩く小島(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 試合前だ。ロッテ・小島は嫌な情報を知った。「新聞を見たら勝っていないと書いてあったので…」。6月24日の勝利以来、本拠地では4連敗中だった。

 そんなデータもはね返した。序盤から飛ばし5回2死満塁では直球で松本の内角をえぐり、最後はチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。7回に失点したが地元ファンの前で7回5安打1失点。今季5勝目をマークした。

 同僚からの信頼も厚くなった。8月26日の楽天戦では開幕8連勝中の涌井に投げ勝った。8月の月間MVPに選出された石川からは「小島が(賞の候補だった)涌井さんに勝ってくれたおかげ」と感謝もされた。

 チームは6連勝で首位ソフトバンクと並んで40勝にリーグ一番乗り。1点差ゲームは16勝6敗で勝率・727だ。井口監督は「中継ぎが頑張っている」と言う。巨人から沢村もトレードで加入し、小島も「テレビで見ていた凄い人」と歓迎する。ただ、ブルペンが厚くなっても目標は変わらない。規定投球回に達した左腕は「中継ぎの人に負担をかけないのが一番」と言葉に力を込めた。 (横市 勇)

続きを表示

2020年9月10日のニュース