中日・福谷は“魔の8回”に失点も8回まで2失点と好投

[ 2020年9月10日 20:39 ]

セ・リーグ   中日―巨人 ( 2020年9月10日    ナゴヤD )

<中・巨>8回無死一、二塁、吉川尚に逆転との2点適時三塁打を打たれ、ぼう然とする福谷(撮影・椎名 航)
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 中日の先発・福谷は8回6安打2失点。4勝目は逃したが、前夜4発を浴びた巨人打線に一矢報いた。

 7回までは散発3安打無失点。だが、1―0の8回に丸、ウィーラーの連打で無死一、二塁のピンチを招くと、吉川尚に右中間を破る2点三塁打を浴び逆転を許した。

 それでもなおも無死三塁のピンチから、重信を見逃し三振、大城を三ゴロ、坂本を左飛に打ち取り「できることは出せたかなと思います。最後、吉川(尚)選手にうまく打たれてしまいましたが、そのあとの1点を防げて良かった」と傷口を最小限にとどめたことで、その裏の攻撃で味方打線が2―2の同点に追いつき、先発右腕の黒星は消えた。

 前回3日の広島戦はプロ初の完投、完封勝利が見えた8回にコンディション不良により途中降板。悔しさから涙を流しながら、ベンチへ戻った。

 「次こそ完投、完封できるよう練習したい」と臨んだこの日のマウンドも8回に失点し、完投、完封勝利はお預けとなったが、安定感抜群の投球で試合をつくった。

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2020年9月10日のニュース