明石商・中森&来田 10日にプロ志望届提出 同一の公立高校からWドラ1なら84年以来、2例目

[ 2020年9月10日 06:00 ]

10日にプロ志望届を提出する明石商の中森(右)と来田
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 今秋ドラフト上位候補、明石商の最速151キロ右腕の中森俊介投手と高校通算34本塁打の来田涼斗外野手が、大安の10日にプロ志望届を提出することが9日、わかった。

 2年春と夏にいずれもベスト4に進出するなど聖地を沸かせた投打のスターが、ついに決意を固めた。8月16日の甲子園交流試合、桐生第一戦で2失点完投した中森は「完封すれば(プロへの)自信になると思ったんですが…」、内野安打1本に終わった来田は「プロに行っても実力が足りない」とそれぞれ不安を口にしていた。狭間善徳監督(56)と何度も面談し、大学進学、社会人入りの選択肢がある中で、直接、プロ入りを目指す覚悟を決めた。幼い頃からの夢へ真っすぐ突き進む。

 同一の公立高校から複数人の指名となれば、07年市船橋の岩崎翔(ソフトバンク高校生1巡目)、山崎正貴(オリックス高校生4巡目)以来13年ぶりで、2人とも1位となれば84年箕島の嶋田章弘(阪神)、杉本正志(広島)以来、史上2例目だ。ちなみに明石商出身者のドラフト1位は18年西武の松本航が日体大から入団しているが、直接となると初めてとなる。

 ◆来田 涼斗(きた・りょうと)2002年(平14)10月16日生まれ、兵庫県出身の17歳。小1から野球を始め6年時にオリックスJrに選出。長坂中では神戸ドラゴンズで2年夏に全国優勝。明石商では1年夏から3季連続で甲子園に出場し通算9試合で打率・371、3本塁打、9打点。50メートル走5秒9、遠投100メートル。1メートル80、85キロ。右投げ左打ち。

 ◆中森 俊介(なかもり・しゅんすけ)2002年(平14)5月29日生まれ、兵庫県出身の18歳。小3から野球を始め、篠山東中では軟式野球部に所属し、3年夏から三田ボーイズでプレー。明石商では1年夏から3季連続で甲子園に出場し、通算8試合で5勝3敗、防御率2・53、47奪三振。1メートル82、87キロ。右投げ左打ち。

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