巨人 電撃トレードの陰に沢村への“親心” 制球苦の剛腕に完全復活の道を

[ 2020年9月7日 15:18 ]

巨人からロッテへのトレードが発表された沢村
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 巨人・沢村拓一投手(32)とロッテ・香月一也内野手(24)の交換トレードを両球団が発表した。

 巨人には近未来を見据え、左打者の層を厚くしたい思惑がある。存在感を発揮するベテランの亀井は野手最年長の38歳で、昨季移籍した丸が31歳。野手の若手では現在1軍に吉川尚、松原、重信、若林らがいて、香月が加入すればファームも含めて左打者の競争は激化する。原監督は「左バッターというのは引っ張れてなんぼ」と話していて、右翼方向に強い打撃を渇望している。

 一方で、沢村に復活を求める「親心」があるのは確かだろう。17年以降は右肩の故障や制球難に苦しんできた。原監督は4年ぶりに監督に復帰した昨季、沢村のチーム内での信頼回復を自身の使命の一つとした。計43試合の登板で防御率2・61と復活。5年ぶりリーグ制覇の原動力となったが、今季は再び制球難に苦しむ姿があった。

 150キロを超える剛球を誇り、たぐいまれな素質がありながら、今年は3軍降格もあった。7月14日に池田と楽天・ウィーラーのトレードを成立させた際に、大塚淳弘球団副代表編成担当は「昔はトレードに出して活躍されたら困ると、飼い殺しをしていた時代があった。今は生かす道があるんだったら探してあげたい」と包み隠さず内情を話している。ロッテに環境を変え、完全復活を遂げる可能性は十分秘めている。

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