ツインズ・マエケン 圧巻18者連続アウト!「質」高い投球見せ隠れサイ・ヤング候補だ

[ 2020年9月7日 02:30 ]

ア・リーグ   ツインズ4―3タイガース ( 2020年9月5日    ミネアポリス )

<ツインズ・タイガース>7回途中まで3失点だったツインズの前田(AP)
Photo By AP

 ツインズの前田が5日(日本時間6日)、タイガース戦に先発し凡打の山を築いた。初回、レイエスに先頭打者弾を浴びるも、その後は圧巻の18者連続アウト。2~6回は全て3者凡退で、計8三振も奪い「自分の持っている球種でうまくアウトを取れているのが良い結果につながっている」と手応えを語った。

 7回途中2安打3失点。同点で降板も救援投手が逆転打を許したため黒星を喫する可能性もあったが、チームはサヨナラ勝利を飾った。5勝目はならずも、今季のクオリティースタート(6回以上、自責3点以下)は8試合中6度で1イニング当たりの走者数を表す「WHIP」0・72、打球速度95マイル(約153キロ)以上の割合を示すハードヒット率23・8%はともに全体トップ。両リーグでサイ・ヤング賞最有力とされるインディアンスのビーバーやカブスのダルビッシュも上回る。

 近年、サイ・ヤング賞は投球内容の「質」を重視する傾向が強く、前田に票が集まる可能性は十分。34歳のダルビッシュ同様、32歳の前田も「体に関して(衰えを)僕も何も感じていない。状態も凄く良い。もっと良くなると思っている」と言う。チームは5連勝。ポストシーズン進出へ「投げる試合全部勝つつもりでやらないといけない」と力強かった。

続きを表示

2020年9月7日のニュース