メジャーでクラスター発生…全球団が同じ意識レベル保てるか

[ 2020年7月29日 05:50 ]

 7月27日朝、マーリンズの集団感染はスポーツ専門局「ESPN」のトップニュースだった。1球団で出ればカード替わりなら4球団に影響が出る。

 MLBは感染予防に100ページにわたる詳細なプロトコル(規則)を作成したが、それを実行するのは各球団。一つでも、対応が甘いチームがあれば、同じ地区の他9球団、ひいては全球団に被害が及ぶ。東海岸のこととはいえ、西海岸のカリフォルニア州で戦うエンゼルスはこの日の試合前、ジョー・マドン監督が「マーリンズの選手がプロトコルをきちんと守っていないなら説明はつきやすい。でも原因が他にあったのなら、より大きな問題だ」と話した。大谷はこれまで練習中には着けていなかったマスクを持参。打撃ケージの出入りの際にもマスクを着用した。試合ではトラウトが一塁ベースに出たところで、マスクを着けた。

 ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「60人のプレーヤープール(登録枠)を設けた。対処できる」と説明するが、30球団でルールは守られているのか。いま一度、厳格なチェックが必要だ。(大リーグ担当・奥田秀樹通信員)

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2020年7月29日のニュース