WBC延期 日本野球にとってマイナスばかりではない理由

[ 2020年5月13日 05:30 ]

第5回WBC延期へ

侍ジャパン・稲葉監督

 【解説】WBCの延期は来年の日本野球にとってマイナスばかりではない。来夏に延期された五輪と、2つの大きな国際大会を4カ月の間にこなすのは、難しい面が多かった。

 まずは選手の負担。開幕直前とシーズン中に、侍ジャパンとして両大会で最高のパフォーマンスを発揮することは簡単ではない。供出するチームも故障などの大きなリスクを抱える。選出を渋ることも予想され、大きく編成の異なる2チームを用意しなければならない可能性もあった。来年11月にはアジアプロ野球チャンピオンシップも予定されている。

 日程面でも影響があった。夏に五輪を挟む来季日程は、今年の本来の枠組みが踏襲される方針で、開幕は3月19日が最有力。21年WBCはマイアミでの準決勝が3月21、22日、決勝は23日に組まれていた。プロ野球開幕とかぶることで、仮に延期されず開催されれば難題の一つでもあった。

 もっとも大リーガーが出場できない五輪やプレミア12と違い、現在の枠組みではWBCは世界最高峰の戦いであることは疑いがない。頂上決戦での興奮が、世界や日本の野球人気拡大に果たしてきた役割は大きい。WBCが3年後まで先延ばしされたことで、肩を落とす野球ファンも少なくない。 (侍ジャパン担当・後藤 茂樹)

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