全日本大学野球選手権 史上初の中止 一時は延期予定も代表校決定に「無理な運営」

[ 2020年5月13日 05:30 ]

昨年の全日本大学野球選手権を制した明大ナイン

 全日本大学野球連盟は12日、オンラインで臨時理事会を開き、8月12日から神宮で開催を予定していた第69回全日本大学野球選手権の中止を決めた。1952年の大会創設以来中止は史上初。会見した内藤雅之理事は「加盟校の選手や関係者の安全を最優先に考えた」とし全会一致で判断したことを明かした。

 大会は当初6月開催を予定していたが、4月2日に開いた臨時常務理事会で8月に延期を決めていた。だが緊急事態宣言が延長され、依然としてほとんどの加盟校は練習を再開できていない。仮に5月31日以降に宣言が解除されても準備期間を考慮すると、優勝校が全日本大学選手権出場権を得る各地のリーグ戦開幕は6月下旬から7月にずれ込むと判断。内藤理事は「代表校を決めるために無理な運営が予想された」と説明した。

 中止により、異例の要請も出された。まずは4年生の扱い。加盟校によっては就職活動などを理由に4年生が春のリーグ戦で引退するケースがあるが、秋も引き続き活動できるよう加盟校や指導者配慮を求めた。さらに、感染拡大防止と秋季リーグ戦の開催につなげるため、夏休み中の宿泊や長距離移動を伴うキャンプ、遠征を慎むよう求めた。

 大学の全国大会は11月の明治神宮大会を残すのみとなった。臨時理事会では出場校増枠などを希望する声も上がったといい、今後検討される見通しだ。

 ▽全日本大学野球選手権 1952年創設。全国26連盟から27代表が出場し、トーナメント戦で大学日本一を争う。各リーグは春季リーグ戦で代表校を決定。例年、6月に神宮球場と東京ドームで行われる。最多優勝校は8度の法大で、明大と駒大が6度で続く。昨年の第68回大会では、明大が38年ぶりに優勝し、森下(現広島)が最高殊勲選手賞と最優秀投手賞の2冠に輝いた。

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