ソフトB・工藤監督 リーグV&4年連続日本一の鍵は「ワンチーム」W杯8強ラグビーから刺激

[ 2020年1月27日 05:30 ]

西日本スポーツ賞受賞式後にトークショーを行う工藤監督(左)と藤井雄一郎・ラグビー強化委員長(撮影・中村達也)
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 ソフトバンク・工藤公康監督が26日、福岡市内で行われた地元新聞社主催の授賞式に出席。トークショーではラグビー日本代表の強化委員長を務める藤井雄一郎氏と競技の垣根を越えたトークでファンを沸かせた。締めのあいさつで、工藤監督は力強く宣言した。

 「パ・リーグはどこのチームも“ホークスを倒せ”と向かってくる。そこで勝つ価値も大きくなると思う。勝利への思いはどこにも負けないように、リーグ優勝、日本一を目指します」

 壇上ではラグビー日本代表の強化委員長を務める藤井雄一郎氏から刺激をもらった。昨年のラグビーW杯で初の8強入りを果たした際の裏話などに聞き入り、同氏の「一つになることがどれだけ大変で大切なことか。ラグビー界全体でワンチームになって進んでいかないといけない」との言葉を胸に刻み込んだ。

 工藤監督は「ワンチームは野球にも必要な部分。チームで同じ考え方、同じマインドを持つことが一つになる大事な要素」と話す。デスパイネ、グラシアルのキューバコンビの残留が決まり、ヤクルトからバレンティンも加入した。巨大戦力で3年ぶりのリーグ優勝、4年連続の日本一を狙うが、チーム内の競争は例年以上に激しくなる。指揮官は「まずはしっかり見させてもらう。紅白戦、オープン戦で結果を求めていかないと。(レギュラー争いは)厳しくなるのは選手も感じていると思う」とした。

 初のパ・リーグでのプレーとなるバレンティンについては「困ることがないように、話をすることが大事」とコミュニケーションを図りながら、チームをつくり上げる。今季は「ワンチーム」の精神で、3月20日の開幕戦に照準を合わせていく。(川島 毅洋)

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2020年1月27日のニュース