西武・高橋光に雄星“学問のすゝめ” エース後継者に金言「野球だけじゃダメ」

[ 2020年1月27日 05:30 ]

室内練習場で投球練習する西武・高橋光
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 西武・高橋光が、自身初の開幕投手を目標に掲げた。昨季自己最多の10勝を挙げた右腕は大役への思いを「したい気持ちはある。まっさらなマウンドに立ちたい気持ちはある」と力強く宣言した。

 マリナーズの菊池らとの米フロリダ自主トレを打ち上げて25日に帰国。この日は所沢市内の室内練習場を今季初めて訪れ、投球練習などを行った。フロリダでは直球の質向上を狙い下半身を修正。菊池の指導も受け「投球で右足で立つ時、足が折れる。それを立てる。フォームを一度壊した」と振り返った。

 菊池の教えは野球以外にも及んだ。「野球だけではダメ。社会人として読書をし漢字も勉強しろ」。エースの後継者だからこその厳しい金言が胸に響いた高橋光は「一般常識の勉強を始めた」と背筋を伸ばした。

 数字の目標は「規定投球回数をクリアする」。昨季は123回2/3で初到達を逃しており、先発の責任を果たす。選手の視察で室内練習場を訪れた辻監督は、高橋光の自覚を伝え聞き「まさに“(今季スローガンの)レオリューション”。革新だよ」とうなずいた。 (大木 穂高)

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2020年1月27日のニュース