広島・佐々岡監督 金本氏から金言「選手を信頼してもいいけど、信用しすぎてはいけない」

[ 2020年1月27日 05:30 ]

トークショーで笑顔を見せる広島・佐々岡監督(左)と金本氏
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 広島・佐々岡真司監督(52)が26日に広島市内でOBの金本知憲氏(本紙評論家)とトークショーで共演し、「選手を信頼してもいいけど、信用しすぎてはいけない」と“金言”を送られた。16~18年に阪神監督を務めた経験から「半分ジョークだけど、期待をかけすぎてはいけない。温情も非情もあってはいけないのかもしれないけど、どちらも持っていた方がいいと思う。そこが指導者として難しい」と悩みの日々も“予言”された。

 1学年後輩の金本氏とは現役時代に11年間にわたってチームメートだった間柄で、いまも親交が深い。「遊撃は田中広輔か、小園のどっちですか? どちらかは三塁に回しますか?」と直球の質問を受け、「競争してもらう。三塁には新助っ人(ピレラ)がいるし…」と困り顔だった。

 もちろん、昨季の打率・193に終わった田中広への期待は隠さない。「去年の悔しい気持ちがあるので、凄く期待している。選手会長として引っ張る気持ちもある。若手を使うという考えもあるかもしれないけど、広輔にも意地がある」。金本氏が言うところの「信頼」を寄せ、定位置奪取へ奮起を望んだ。一方で「小園は近い将来チームを引っ張る選手」とも明言。やっぱり頭を悩ませる春となりそうだ。(河合 洋介)

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