智弁和歌山 響いた初回6失点…中谷監督「全て僕の指導不足」

[ 2019年10月26日 19:31 ]

2019年度 秋季近畿地区高校野球大会 準々決勝   智弁和歌山13―17智弁学園 ( 2019年10月26日    佐藤薬品スタジアム )

<智弁学園・智弁和歌山>6回2死二、三塁、右越えに3点本塁打を放つ智弁和歌山・徳丸 (撮影・後藤 大輝)
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 大乱打戦となった“智弁対決”を制することはできなかった。智弁和歌山(和歌山1位)・中谷仁監督(40)は「誤算だらけで…。投手起用も含めて、僕の至らぬところです」と肩を落とした。

 初回の大量失点が最後まで重くのしかかった。先発・矢田真那斗投手(2年)が2死走者なしから6連打を浴びるなど、この回計6失点。打線は4―9の6回2死走者なしから安打、失策で一、二塁とし、3番・平田晃将内野手(2年)の左越え二塁打、4番・徳丸天晴外野手(1年)の高校通算8号となる左越え3ランで1点差に迫ったが、最後まで追いつくことはできなかった。指揮官は「1点差にした次の回の失点が、ものすごく痛かった。下位打線に打たれたし、そこら辺も含めて全て僕の指導不足」と自省した。

 主将の細川凌平外野手(2年)は「絶対に相手に負けたくない気持ちはあった」と振り返りながらも、13点全てが2死からの失点だったことを受け「少しのスキがあったかもしれない。そこを突かれた」と厳しい顔で振り返る。持ち味の長打力を見せつけた徳丸も「最後の打席は自分の弱いところが出た。低めの変化球に簡単に(バットが)回ってしまった」と12―17の9回1死一、三塁の場面で空振り三振に倒れたことを悔やんだ。

 智弁対決に敗れて準決勝進出はならず、6季連続となる甲子園大会出場は微妙な状況となった。中谷監督は「待つしかないけれど、選ばれても選ばれなくても、その先を見据えて準備をしたい」と話した。

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2019年10月26日のニュース