侍J 岸が「プレミア12」開幕最有力 稲葉監督信頼「軸の一人」

[ 2019年10月26日 05:30 ]

練習試合   侍ジャパン7-0日本ハム2軍 ( 2019年10月25日    サンマリン宮崎 )

力投する岸
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 岸がプレミア12開幕投手の最有力候補に躍り出た。初実戦の先発で先陣を切り、4回1安打無失点、1四球3三振と相手打線をほぼ完璧に封じ込めた。

 「全体的に高く浮いていたが、結果的にゼロでいけたのは良かった」。初回先頭を四球で歩かせたが、三塁を踏ませることなく予定のイニングを終えた。カーブ、直球、スライダーと異なる3つの球種で空振り三振を奪った。「狙ったところにほぼいっていない」と自己評価は厳しいが、全く危なげなかった。

 エース格だった千賀が右肩違和感で辞退。稲葉監督は「今はとりあえず台湾での3人を決めて、というところ」と5日からの1次ラウンドの先発投手3人を絞る。現状では岸、山口、今永の3人で決定的。岸は昨年の日米野球でも開幕投手を務め、5回途中3失点で白星発進につなげ、5勝1敗という日米野球最多勝利数での勝ち越しへ勢い付けた。「もちろん軸の一人」と指揮官は信頼を寄せ、開幕の5日ベネズエラ戦先発が有力視される。

 建山投手コーチは「呼んだ投手全員が投げるのを見てから決めたい」と話す。31日、11月1日の強化試合・カナダ2連戦は全13投手を起用し、状態を見極めて最終決定する。「次は結果も大事だが、内容も良いものにしたい」と岸。最終調整を経て本番に進む。

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