西武 外崎&源田、足とバットで相手を引っかき回す

[ 2019年6月30日 20:42 ]

パ・リーグ   西武11―3オリックス ( 2019年6月30日    メットライフドーム )

<西・オ>お立ち台でアップルパンチを披露する外崎(左)と源田(撮影・尾崎 有希)
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 鋭い読みと、それを実行に移す野球センス。その二つが見事に結合した西武の「重盗」だった。

 1点を追う3回無死一、三塁。打席には山川がいた。4番打者に任せてもいい場面での仕掛けは、相手の思惑を確実に上回っていた。

 一塁走者の外崎は「打席が山川さんで、(一発長打のある直球ではなく)変化球が多くなる。バッテリーも打者に集中しているはず」と読んだ。2球目にスタートを切ると、三塁走者の源田が呼応した。

 「まだ序盤だし、(捕手は)二塁に投げるだろうと思った」。源田の思考通り、オリックスの捕手・飯田は迷わず二塁へ送球。この時、送球がカットされずに投手の頭上を越えてから走り出すのがセオリーだ。

 しかし源田は「(送球の)投げ出しが高かった」と瞬時に判断。送球が投手の頭上を越えるよりも早くスタートを切った。結果は今季20盗塁目となる本盗で同点に。辻監督も「あそこは源田の判断。条件は全てそろっていたし、走るだろうなと思った」と振り返った。

 源田は続く4回には決勝の右翼線二塁打。外崎も8回の14号2ランなど4打点の活躍だった。2&3番コンビが足とバットで相手を引っかき回した。

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2019年6月30日のニュース