中日・又吉“岩瀬スライダー”で与田監督にアピール 異例の打撃投手登板で30球

[ 2019年1月29日 17:24 ]

合同自主トレでバッティングピッチャーを務め、力投する又吉(撮影・椎名 航)
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 中日の又吉克樹投手(28)が29日、沖縄で行われている合同自主トレで打撃投手として登板した。

 友永、木下拓を相手に30球を投げ、安打性の打球は5本。与田監督が後ろから見る中での登板に「良いアピールになりました。投げている感じは良かった」と振り返った。

 現在は持ち球のスライダーをより打者の手元で鋭く曲がるよう改良中で「イメージは岩瀬さんのスライダー」と語る。この日も木下拓にスライダーを投じ、バットを泳がせてファウルに仕留めるなど、手応えは良好だ。

 昨季は不振で2軍落ちを経験するなど、40試合で2勝5敗、防御率6・53。プロ5年目で初めて50試合登板に届かなかった。「去年、あれだけチームに迷惑をかけた。去年1年間の悔しさを糧にやってきたなと思われたい」と雪辱を誓う。

 合同自主トレ期間中の打撃投手は異例の早さだが、チームはキャンプ第1クールの3、4日に紅白戦を行うため、実戦の前に打者へ投げ、感覚を確かめた。「ここでだけでなく紅白戦でもう1歩、仕上げたい」と又吉。まずはチーム内の競争に勝ち、自分のポジションを確立する。

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2019年1月29日のニュース