根尾は肉離れ…広島・小園、俺は離脱ご免!先輩撃ちで沖縄キャンプ切符つかみ取る

[ 2019年1月25日 05:38 ]

最後の坂ダッシュを走り終えて満面の笑みを浮かべる小園
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 広島県廿日市市の大野練習場で合同自主トレに参加する広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18=報徳学園)は24日、先輩撃ちでの“沖縄切符”ゲットを次なる目標に掲げた。同期の中日・根尾(大阪桐蔭)は肉離れ、ロッテ・藤原(大阪桐蔭)はインフルエンザで一時離脱。一方の小園は、春季キャンプの1軍スタート決定と順調で、次は春季2次キャンプ帯同という“第2関門”を超えるために、実戦での猛アピールを誓った。

 あまりの驚きに、小園はすぐに連絡を入れた。「大丈夫か?」。LINE(ライン)を送った相手は右ふくらはぎの肉離れで2軍キャンプスタートが決まった中日・根尾。ロッテ・藤原もインフルエンザで一時離脱を強いられた。自らの離脱はご免。屈強な高卒ドラ1野手の相次ぐ離脱を見れば、自然と気は引き締まった。

 「あの根尾が…とビックリしました。けがが一番怖いなと。技術で足りないなら練習すればいいけど、けがをしたら一からになってしまう。無理をするときもあるけど、体調管理も含めてしっかりしないといけないなと改めて思いました」

 23日には春季キャンプの1軍スタートが発表された。「まずはそこを目標にやってきた。スタートラインには立てました」。万全の調整が認められて“第1関門”は突破しても、迎打撃コーチは、「それなりのものを見せてもらわないと沖縄には連れて行けない」と言及。キャンプ地が宮崎から沖縄に移る2次キャンプに帯同できるかが、“第2関門”になる。

 「次の目標は沖縄になりました。結果を残すには、先輩方の球を跳ね返せないといけない。速い球は得意。見たことがないような球がくると思うけど、しっかり準備したいです」

 日南キャンプは、休日を除けばわずか11日。シート打撃、紅白戦と数少ない実戦機会での“先輩撃ち”しか沖縄切符をつかむ道はない。「プロはキレとかが全く違うと思うので、いい経験にもなると思います」。日南キャンプは、ふるいにかけるためのお試し期間。小園を含めた新人が、沖縄行きの当落選上にいることは間違いない。目標に掲げる開幕1軍を、日南という道半ばで終わらせるわけにはいかない。 (河合 洋介)

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2019年1月25日のニュース